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『腰痛』根治攻略セミナーⅢ【2019.12.1開催】:参加者からの感想&講師コメント

講師から一言

今回の腰痛セミナーは3部作の最後を飾る『硬結なしの腰痛・難治例編』と題してお伝えし、柔整師3名、PT3名が参加。

腰痛は発症してから4週間が経てば、ほとんどの場合、痛みは消えるはずですが、それ以上たっても腰痛が残るケースが存在します。

これが難治例腰痛と呼ばれるんですが、このようなケースは筋肉への治療だけでは解決しないんです。

今回は、このようなケースに対し、何が原因で難治例化し、それに対しどんなことをしなきゃならないのかについて講義しました。

特に、皆が悩み、頭がこんがらがる『骨盤・仙骨の運動連鎖』については、画像や動画を駆使してお伝えしましたが、参加者は皆、理解を深められたようです。

今回、残念ながら定員オーバーで参加できなかった方は、復習動画とテキストを参考に、頑張って勉強してみて下さい。

皆さん、長時間の講義、大変お疲れ様でした。

セミナー受講後に頂いた臨床報告メール

先日はいとひや先生はじめ皆さんありがとうございました^_^。

報告します。

78歳女性。
左右肩と腰痛。
腰痛部位は全体に訴え。(おそらく腰椎下部から仙骨周りにかけて)。
両下肢鈍痛。
3年前に大腸癌開腹オペ、Th12圧迫骨折既往あり。
重度の円背に側湾とアライメント。

なかなか治らないとのことで今回担当することになりました。

評価動作をやっても痛みや逃避動作となりはっきりわからず。
複雑なため、理学評価はあまり意味がないと思い、
1.軸足右側の臀部周囲の持続押圧
2.多裂筋から開始し腰部仙骨辺りのスクリーンニングとising。

左仙骨周りに痛み響く硬結を触知。そのあたりに対して丁寧にアプローチ。

再度評価すると、
患者さん:「ん?痛くないよ」と。??
私:「ちょっと動いてみてください。」
体幹後屈しても痛みなし。
私:「え?本当ですか!?」

しばらくこんなやりとりが続き、あまりの効果に自分が驚きでした。

この効果が継続していけばいいのですが予後観察です。次回は1週間後の予約となりました。
効果が継続していけばトレーニングと動作指導も加えていきたいと考えています。

徒手での効果より姿勢や動作が変わらなければ痛みは軽減できないと感じていましたが、効果の出る手技であれば姿勢や動作は変えられることを実感しました。

あまりの変化に私自身が一番驚きました。

偶然も重なったとは思いますし、指もまだまだですが今回のような感覚を積み重ねたいと思います。

M.Iさん
理学療法士&柔道整復師

セミナー受講前の、難治例腰痛に対するあなたの足りなかった点、弱点は何だったと思いますか?

難治な方に対して、今の手技や方法が効果なかった時の引き出しがまだ甘かったと感じました。又、動作を変えないと痛みはとれないと思い込んでいた。

今日のセミナーを受講し、あなたの気持ち、考え方にどんな変化・学びがありましたか?

あれこれ学んだが何が答えか分からず、自分自身で患者さん毎の特徴ばかりを探していました。今回のセミナーで自分がやってきたことの何が正しかったのか、何が足りていないのかの疑問、中途半端に逃げていたことがとてもまとまった気持ちでした。

講師からコメント

骨盤のメカニズムや姿勢について、臨床を通じて地道に学んできた方にとって、今日の講義は積年の疑問が晴れる内容だったかもしれませんね。
じつは学校や職場で教わってしまったPT的な発想法だと、患者さんに結果(変化)を出すアイデアに行きつかないことが多々あります。
そういう意味で私は「自分はPTである」というアイデンティティーを捨て、「自分は治療家である。実践者である」という意識で仕事に臨むようにしています。
Iさんにも同じような気概を感じましたよ。
この調子で淡々と開業に向けての準備を進めていきましょう。

T.Oさん
柔道整復師

セミナー受講前の、難治例腰痛に対するあなたの足りなかった点、弱点は何だったと思いますか?

・知識が足りない
・技術力
・硬結のある場所、触診の精度、またとり方
・苦手意識
・骨盤の話から逃げていた点

今日のセミナーを受講し、あなたの気持ち、考え方にどんな変化・学びがありましたか?

・苦手意識を改善できそう
・椎間板、関節治療の効果が高く使えそう
・難治、長引く腰椎の説明がしっかりつくと思う

講師からコメント

今回の内容で、実技7,8,9は臨床で私が多用しているテクニックです。
テクニック的にはそれほど難しいわけではないのですが、器具を使う分、患者さんがどう感じているのかのフィードバックを手から感じ取れないという面があります。
ですので、慣れるまではやりながら患者さんに治療感を聞きながら行うと間違いありません。
難治例患者様の気持ちを一番理解できる、貴重な今の気持ちを忘れずに、臨床に臨んでくださいね。

T.Sさん
柔道整復師

セミナー受講前の、難治例腰痛に対するあなたの足りなかった点、弱点は何だったと思いますか?

難治例腰痛に対して、原因が何なのか、どこに問題があるのか自信を持って対応することが出来ていなかったです。

今日のセミナーを受講し、あなたの気持ち、考え方にどんな変化・学びがありましたか?

iSingの基本の形を改めて教えていただいて、自分の指がまだまだつくれていないことを感じました。
今の指では細かいところを取りきれず、筋・筋膜性腰痛に対応しきれないと思いました。
難治例腰痛の大部分を占める筋・筋膜性腰痛に自信をもつためにも一番大事な基本をさらに深めて、自分のものにしていきたいです。

講師からコメント

指の形ややり方はお伝えできるのですが、iSingの真髄(コツ)を言葉で伝えきることは難しいんです。
それはまるで蕎麦の練り方を教える様な、上手い習字の書き方を教える様な…。
とても単純な「圧す」という技術。しかしそこには深遠な技術の世界があるんです。
是非、目で見て技術を盗んで、ご自分の手と毎日会話し、モノにしてほしいです。
私が伝えた手の型(母指IP屈曲位、MP伸展位で、MPで硬結の引っ掛かりを感じる。母指以外は空手のぬきて・手刀を作るetc)を崩さないで力を込めるにはどうすれば良いのかを研究してみて下さい。

岩崎孝俊さん
理学療法士

セミナー受講前の、難治例腰痛に対するあなたの足りなかった点、弱点は何だったと思いますか?

動作・姿勢分析と治療がつながっていなかった
治らない場合、色々アプローチしようと考えずとまってしまった

今日のセミナーを受講し、あなたの気持ち、考え方にどんな変化・学びがありましたか?

自分が治せない患者を線維輪の問題と考えていたが、自分の圧がまだまだ弱いことの原因も大きい気がしました。
HIPの伸展は患者だけでなくスポーツでも影響を与えると思われた。

講師からコメント

股関節伸展可動域(15度)の重要性は、強調してもしきれないくらい大切。
にもかかわらず、セルフストレッチが難しいんですよね。だからこそ治療家に仕事のニーズが発生するエリアとも言えます。
今回お伝えしたテクニック以上に股関節伸展可動域を作れる技はないと思います。

指の力は徐々についてきますから、その場で逆立ちするくらいのイメージで圧をかけてみて下さい。
最初のうちは「こんなに痛いの?」という気持ちになるかもしれませんが、3ヶ月くらいすると慣れます。
そうすれば一生モノの「治療家の指」の始まりです。
頑張って下さい。

R.Tさん
柔道整復師

セミナー受講前の、難治例腰痛に対するあなたの足りなかった点、弱点は何だったと思いますか?

硬結などをとる時におおざっぱにとるのではなく、指に集中してとりきることができていなかった。

今日のセミナーを受講し、あなたの気持ち、考え方にどんな変化・学びがありましたか?

症状をとりきるという姿勢が大事だと感じた。

講師からコメント

椎間板・椎間関節の線維化に対する治療は、考察どおり、すべり症の方にも有効です。
セミナーⅠ~Ⅲでお伝えしたテクニックの全て、運動・解剖学的に腰に良いエネルギーをかけています(寛骨前方回旋方向)。
今回、ご紹介した症例以外でも効果を発揮すると思いますので、是非、色々と試してみて下さい。

金子雅史さん
理学療法士

セミナー受講前の、難治例腰痛に対するあなたの足りなかった点、弱点は何だったと思いますか?

・筋・筋膜性 取りこぼし
・椎間板・線維輪

今日のセミナーを受講し、あなたの気持ち、考え方にどんな変化・学びがありましたか?

姿勢を変えるエンターテイメント的側面を意識してレシピに取りいれていなかった

講師からコメント

指の形がどんどん良くなってきましたね。
日々、黙々と努力していることが伝わってきます。
今回は椎間板治療でしたが、臨床ではやはり筋・筋膜性腰痛が圧倒的に多いです。
iSing技術を向上させることが、実は一番大切で、一番難しく、時間がかかること(というか一生勉強です)。
終りのない技術の世界ですが、あるレベルを超えると、力を込めなくてもパワーを出せるようになります。
そうなると身体の負担がグッと減り、仕事が楽になりますからね。
そこまでは日々、クタクタになると思いますが、それも通るべき、必要な時期なんです。
応援してますよ‼

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