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私の腰痛日記6:酷い腰痛だった頃の姿勢の特徴

13年前の私の身体はこんなにも歪んでいたんですね(驚)

肩甲骨同士が寄り(翼状肩甲)、腰を反っていて骨盤の高さにも左右差が出ています。

この動画は、自宅で眠っていた古いノートパソコンの中から最近偶然発見したものなんです。

当時、自分の腰痛の原因を探るために自宅マンションで自撮りしていたんですね。

 

腰痛を克服した現在の姿勢と比較することで、何がいけなかったのかがはっきりと分かります。

 

余談ですが、先日もテレビで肩こり・腰痛になる姿勢として「手の甲が前に見えているのがいけない、猫背が原因だ」といった事実とは異なる説明をする権威者(どこかの医学会の理事長をしている医師)がいました。

 

腰痛経験者の私からすると、権威者がよく言う背筋を伸ばした“良い?姿勢”が実は腰痛や肩こりを悪化させる姿勢であることがほとんどなんです!!(きちんとそのような事が分かっていて、その事に警鐘を鳴らすお医者さんもいます)

 

実際、うちに来る患者様で、猫背が原因の肩こりや腰痛の方は皆無と言ってよく、むしろ一見姿勢が良いとされる方が深刻な痛みを抱えています。

 

ですから私は、背筋を伸ばした胸を張った姿勢(気をつけ姿勢)こそ、腰痛や肩こりを引き起こす悪い姿勢だと考えています。

というか、確信しています。私自身の姿勢の変化からそのことを証明できると思うので、今から少し解説していきましょう。

酷い腰痛時代の姿勢の特徴

私は子供の頃、空手や書道を習っていたので、胸を張った姿勢が良い姿勢、男らしい姿勢と刷り込まれていました。そのため骨盤が前傾し、腰を反った反り腰姿勢でした。

 

反り腰になると腹筋が伸ばされるため力が入りづらく、腹筋の働きが落ちます。

つまり日常動作時に腹筋が参加しづらくなるのです。

 

その一方で背中側の筋(腰部筋や背筋)だけを使って日常動作が行なわれるので、腰背部筋は酷使され続けます。

 

こうして腰や背に疲労が溜まり、限界を超えるとギックリ腰や慢性の肩こりなどの困った痛みへと進行してしまうのです。

 

身体は痩せているのにお腹だけがポッコリと出ている、これが私の昔の体型の特徴でした。

男女問わず、よくある下腹がポッコリ出たメタボ体型の方は、私と同じく体幹筋(腹筋群)が効いていない、動作時に背筋群が優位の身体と言えるでしょう。

腰痛を克服した現在の姿勢

胸椎(赤い線)に自然な彎曲があり、肩も横から見て中間に位置しています。

お腹も44歳の今の方が出ていませんよね(笑)。

 

私は姿勢を変えて生活をしただけでポッコリお腹が解消しました。

特別、腹筋運動などの筋トレは一切していません。ただ立ち方を常に意識して体幹を使って生活をするようにしているだけです。

 

ちなみにこれまでに、私だけでなく、何人もの方が立ち方を変えただけで痩せることに成功しているんですよ。

 

赤い線で示した背骨の自然なカーブは人それぞれの骨格によってその角度は異なります。

 

ある人は比較的真直ぐであるし、ある人は一見猫背様に見えるくらいカーブがきついこともあるのですが、絶対的に言えるのがこのカーブが真っ直ぐな人ほど深刻な腰痛や肩こりに悩んでいることが多いのです。

正しい姿勢の作り方とは?

皆さん、良い姿勢にしようとするとき、どこを意識しますか?

多くの方がきっと背筋を伸ばすとか、胸を張るといった背骨に意識が向くはずです。

 

でもそこに大きな誤解があるんです。

 

正しい姿勢を作る際に意識すべきは背骨ではなく、骨盤。

胸を張ったり、首を天井に伸ばしたり、顎を引いたり的な『背骨を操作して良い姿勢を作る』のではなく、骨盤を正しい位置に保つことだけを考えれば良いのです。⇒私の腰痛日記7へ

私の腰痛日記7:正しい姿勢は背骨ではなく骨盤で作る

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【投稿者の経歴】

糸日谷 哲章 【イトヒヤ テッショウ】

保健医療学修士/理学療法士/柔道整復師/
シン・インテグレーション認定施術者

運動学的観点から痛みの発生原因を追求し、難治性疼痛に特化した治療を行う

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