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腕立て伏せやベンチプレスをした後から肩が痛む:上腕骨頭前方すべり症候群

過剰に大胸筋を鍛えた選手(ボディービルダーや弓道家など)がバンザイから手を降ろす際に肩部前面や背部に痛みを訴える場合があります。

腕立て伏せが全くできない、弓が撃てなくなったとの訴えで来院されるケースです。

これは大胸筋や三角筋前部線維によって上腕骨頭が前方に過剰に引っ張られ、骨の位置がずれてしまったために起こる現象です。

正常では肩のインナーマッスルが、腕の骨を関節窩に引き付けて安定性を保っていますが、それを上回る大胸筋・三角筋(アウターマッスル)の力がかかってしまうと、時々前方にずれてしまう事があるんです。

上腕骨頭が前・上方に変位すると大結節と肩峰の距離(通常は9~10㎜)が詰まって、インピンジメントが生じて痛みが発生します。

一旦、骨頭の位置異常が起こるとストレッチやマッサージではなかなか改善しません。

治すには徒手矯正が必要となる場合がほとんどです。

『骨の位置がズレて急に肩が上がらなくなる!?』四十肩と誤診されやすい上腕骨頭の位置異常とは?

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【投稿者の経歴】

糸日谷 哲章 【イトヒヤ テッショウ】

保健医療学修士/理学療法士/柔道整復師/
シン・インテグレーション認定施術者

運動学的観点から痛みの発生原因を追求し、難治性疼痛に特化した治療を行う

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いとひや整骨院

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