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目を合わせない患者さん【LINEからの続きブログ】

あくまで、感情をフラットに医学的観点から痛みの原因を追究できる力が必要なんです。

 

 

で、もし医学的におかしな話をされていたら

攻めの治療ではなく守りの治療に徹することです。

 

 

「遠方から来たんだから、1回で治さなきゃ」的な情に流されない。

患者さんにとって私は初対面ですが、私にとっても初診患者さんは初対面。

お互いどんな人間なのか分からないわけです。

 

 

だから患者さんが私を信頼できるってことも大切なんですけど、

私の方でも患者さんが信頼できるって感じれることは大切なんです。

そういう意味で、こちらが何となく不安な気持ちになる患者さんに対して、

自分が感じた違和感・不安感をきちんと無視しないで、一旦は様子を見ることって大切なんです。

 

 

独立開業すると治療力だけでなく、『自衛力』も必要で、

直観的な心のザワツキ「何かやりづらいなぁ…感」を無視すると後でトラブることも…(恐)

 

 

だからといって必要以上に警戒せず、医学的に真ん中の立場で話を聞く。

で、自分の心のザワツキも無視せずが大切。

 

 

今回、椎間板治療(治療感が良くないんですが、効果抜群です)が必要だと感じたんですが、

直感的に「まずはやめておこう…。とりあえず筋肉だけ先に治しちゃおう」って考えて治療しました。

結果的には、ほとんどの時間を筋へのアプローチに使い、椎間板治療は軽く6分間位やりました。

 

 

もし初診でも問診の中でお互いが信頼し合える感じになれたのならば、

もっと有効で攻めた治療ができただろうし、患者さんにプラスも出せたんですけど…

「まずは様子を見た方が良さそうだ」と心の中で感じ、ブレーキを踏んだわけです。

 

 

この直感が正しかったのかは分かりませんが、

「新患さんを落としたくない」と気負って後でトラブルになるくらいなら、

まずは様子を見るって方が後々良いケースも時にはあるんです。

 

 

ただ、反省なのは自分のコミュニケーション能力がもっと高ければ、

もしかしたらこの患者さんも自己開示してくれて、良い感じになれたのかなぁって…。

結局は、いつでも自分自身の人格、人柄をもっともっと高めていかなきゃなんですよね。

 

 

ちなみにこういうちょっと会話のリズムがかみ合わない患者さんには結果で見せてくしかないので、

すぐさま治療して、痛みを取ってあげるんです。

本当に痛みがとれると、少しずつ心を開いてくれます。

 

 

問診で自分が「やりづらい」と感じているってことは

患者さんも「話はいいから、はやく治療してよ」って思っているからなのかも…。

 

 

だからすぐ治療しちゃって、結果で勝負。

こちらの治療に乗ってきたら、その時に姿勢指導やら、痛みの原因やらを話しするって流れがスマートです。

 

 

この患者さんがまたいらっしゃるのかは分かりません(帰りの受付の様子では、また来そうだったけど…)、

でも、

きちんと治療後の効果判定をして、

誤魔化さずに痛みと向き合う私の姿勢が伝わったのならば、まずはそれで良しだと思いました。

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【投稿者の経歴】

糸日谷 哲章 【イトヒヤ テッショウ】

保健医療学修士/理学療法士/柔道整復師/
シン・インテグレーション認定施術者

運動学的観点から痛みの発生原因を追求し、難治性疼痛に特化した治療を行う

≫詳しいプロフィールはこちら

いとひや整骨院

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