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坐骨神経痛になる歩き方④

皆さんが知らない筋力と痛みについての誤解

■前回のまとめ

まず前回の話の続きですが、坐骨神経痛になる歩き方の特徴は、体重が親指側に乗らず、小指に抜けてしまうことです。

体重が親指に正しくかからないと殿部(おしり)の筋肉の働きが悪くなり、次第に筋肉が硬くなっていきます。

その結果、梨状筋に代表される殿部の深層筋が坐骨神経を圧迫し、痛みを引き起こしていくのです。

ですから親指に正しく体重を乗せて歩くことが坐骨神経痛予防のポイントです。

皆さん、ご自分の歩き方を確認してみましょう。

親指にしっかり力が入っていますか?

よくある話:整形外科で「足腰を鍛えなさい」と言われました

さて、良く整形外科のお医者さんに「足の筋力が弱っているから膝や腰が痛むのだよ。足腰を鍛えるために歩きなさい。」といった指導を受け、散歩や水中ウォーキングを始めたという話をよく聞きます。

しかし、ここで知らなければならないのは筋力と痛みについての誤解についてです。

実際の臨床では足の筋力を鍛えたら慢性の膝痛が治ったなどという話を意外と聞きません。

患者様がどんなトレーニングをどのくらい行ったのか確かめられないので一概に断定できませんが、筋力がついたから痛みが消えるということはあまり関係ないようです。

もちろん“疲れにくくなった”的な効果はあると思うのですが…。

もし筋肉があると痛みが無くなるのなら、筋肉ムキムキのプロレスラーやアスリートは何処も痛くないのでしょうか?

怪我をしたアスリートの良くある失敗例は、怪我を治そうと無理な筋トレを行いさらに状態が悪化するというものです。

元巨人軍の清原選手が典型的な例です。

膝を強化しようと肉体改造に走り、逆に選手生命を短くする結果となってしまいました。

対照的に長年、現役で活躍されているイチロー選手は肉体改造に警鐘を促し、強い筋肉ではなく体の柔軟性の重要性を唱えています。

痛みない生活に重要なことは‶筋肉ではなく骨を鍛える”という考え方です。

痛みない生活を送るために、皆さんがやりがちなのは筋肉を鍛えようとすることです。

しかし、筋肉を鍛えるだけでは皆さんが狙う目的(痛みのない生活)は達成できません。

なぜなら筋トレの目的はダイエットや体力作りであり、関節などの痛みを取ることが目的ではないからです。

やみくもに筋肉を鍛えていれば痛みが消えるだろうというのは、残念ながら幻想です。

この“本当のような嘘”を医療人が患者様に伝えることは非常に乱暴で無責任な助言だと思います。

なぜならもし、治療で痛みが消えなくても「あなたが筋トレを頑張っていないから、治らないのです。」といった言い訳に使えてしまうからです。

私の臨床では筋トレを一切せずともほぼ100%の患者様が痛みない生活を取り戻しています。

痛みに対しては痛みに特化した治療が必要なのです。

痛みなく過ごすためには筋肉より、骨に注目すべきです。

筋肉は痛めても回復しますが、骨は弱ると変形し、元には戻せません。

筋肉を強くするより骨を強くする。

筋トレより骨トレがなにより重要です。

筋トレより骨トレが重要です。

ALS(筋萎縮性側索硬化症)のような特殊なケースを除き、筋肉が無くなって寝たきりなる人はいません。

寝たきりになった結果筋肉が無くなることはあっても、自然に足腰が弱って寝たきりになる事はないのです。

寝たきりになるほとんどの原因が骨折です。

大腿骨頸部骨折が代表的ですが、腰の圧迫骨折などもあります。

いずれにせよ骨が弱り、骨粗しょう症が進んだ結果、転倒などで簡単に骨が折れ、それがきっかけで寝たきりになってしまうのです。

ですから注目すべきは筋肉ではなく骨。

骨を強くするにはどうしたらよいかを考えるべきなのです。⇒骨粗しょう症になる歩き方へ

骨粗しょう症になる歩き方

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【投稿者の経歴】

糸日谷 哲章 【イトヒヤ テッショウ】

保健医療学修士/理学療法士/柔道整復師/
シン・インテグレーション認定施術者

運動学的観点から痛みの発生原因を追求し、難治性疼痛に特化した治療を行う

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