1. HOME
  2. ブログ
  3. 『整形外科に行っても腰痛は治らない?』|整体院と整骨院の違い|私が考える『誠実で良い治療院かどうか』を判断するポイント

『整形外科に行っても腰痛は治らない?』|整体院と整骨院の違い|私が考える『誠実で良い治療院かどうか』を判断するポイント

腰痛で整形外科受診…。
そもそもどんな意味、メリットがあるの

『病院に行って腰痛が治った!!』っていう話、実際には意外なほど耳にしませんよね?

お医者さんからは、大体の人が「腰椎の4番と5番が狭くなっている」とか「脊柱管が狭くなってる」って言われるんだけど、それに対する積極的な治療はなされず、大抵は痛み止めを処方されるだけで終わり。

患者さん的には「こんなんで治るの?でも大病院なんだし大丈夫なんだよね…?」とかって不安になりませんか?

さて、どうして病院では腰痛に対して積極的な治療が行われないんでしょう?

 

これは私見ですが、もしかしたらお医者さんはトリアージ的なスタンスで患者様を診ているのかもしれません。

トリアージって災害現場で用いられる考え方で、命の危険がある重篤な患者さんから優先的に治療していくってやり方なんですけど、
これを腰痛患者さんに当てはめてみると、お医者さんはきっと「あなたの症状は、とりあえず放っておいても命に関わる状態ではない」って判断し、様子を見ているのかも。

で、より重篤な患者様に診察時間を割いているのかもしれません。

 

そう考えざるを得ないほど、本当に多くの腰痛患者さんが医師から様子見されています(つまり治療されていないってことです!!)。

 

確かに腰痛って様子見で、何の治療をしなくても、4週間経てば、74%の人が治るってデータがあります。ですから様子見はある意味‶正しい”選択なんです。

ただ、困るのが4週間経過しても一向に腰痛が治らない難治性腰痛の場合。

 

1ヵ月経っても良くなるどころか悪化しているにもかかわらず、「とりあえずコルセットして様子を見ましょう」とだけ言われると、何だかとても辛く、切なくなると思います。

様子をみてダメだったから整形外科を受診したのに…。

 

でも、このような『様子をみたのに治らなかったケース』こそ、我々徒手療法家が救わなければならない患者様なんです。

病院では様子見 or 手術しか選択肢がないけど、徒手療法的アプローチなら、もっと速効で痛みが取れる、効果的な治療ができます。

 

ただ、だからと言って整形外科受診が無意味だとは思いません。

まず最初は整形外科を受診し、レントゲンやMRI画像を取り、骨などに異常がないかを確認するのが安全です。

つまり検査目的だけなら整形外科受診は患者さんにとってメリットがあります。

で、誰もが言われる「4番5番が狭い。加齢現象‥etc」的な事を言われただけならば、それは一応、心に留めつつも、治療は別に整形外科にこだわらなくても大丈夫。

というか、ケースによっては整形外科でのリハビリ治療(?)より、断然、徒手療法(筋硬結除去治療やマッサージなど)の方が有効な場合が多々あるのが現実なんです。

 

そうはいっても、患者さん的には「やっぱり病院の方が安心だし、お医者様なら間違いないはず。」と考える人が大多数ですし、

ましてや「知り合いが『整院』に行って、腰を余計痛めた」なんて話を聞けば整形外科以外の治療に不安を感じるのは当然だと思います。

院と整院(接院)の違いとは

今日、たまたま朝のテレビでやっていたのですが、皆さん、『整院』と『整院(接院)』の違いってご存知ないみたいですね。

たった一文字違いなんですが、整院は無資格者(国家資格のない素人)が運営している、リラクゼーション目的の施設で治療行為は一切行えません。

だから「肩こり・腰痛・膝痛治せます」的な事を謳ってはダメなんです(「肩こり・腰痛・膝痛」とだけ書いてあるのはOKみたいです。まぎらわしいなぁ…)

 

という言葉の響きが、まるで身体(骨格)を整え、体を変え、痛みが取れる的なイメージを与えるけど、そういう事は一切行えません。

院はあくまで気分をリフレッシュする目的で利用するリラクゼーション施設という位置づけで、医療機関ではないんです。

良い音楽を聞いて気分が良くなる、カフェでお茶して気分が良くなるのと同じ位置づけのリラクゼーション施設が整院です。

 

一方、整院、接院は国家資格(柔道整復師の資格)を有する専門家が運営する、治療目的の施設で、転んだ、捻ったなどの外傷性の負傷(ケガ)の処置をする機関です。
ケガならば健康保険が使えますが、腰痛や肩こりといった慢性痛には保険が適応できないという国が定めた法律(ルール)があります。

にもかかわらず、昔から整骨院(接骨院)の健康保険不正請求が多発し、社会的に問題視されていて、ケガじゃない症状に保険を使用させ、儲ける、『保険が利く客引きマッサージ』のような接骨院・整骨院が林立する惨状があるのは残念な事です(不正請求が一因で、患者さんの中に整骨院に対する不信感や悪いイメージを抱く方がいるのかも…)。

 

ちょっと話がそれましたが、
柔整師の免許を得るためには最低でも3年間、専門の養成機関で運動・解剖学などをがっちり学び、国家試験を合格しなければなりません。

ただ、現実には柔整師が患者さんを治せるレベルになるには、国家資格を得ただけでは素人とほとんど変わりません。

資格取得後に毎日、必死になって独学で知識と経験を積み、泣く修行を最低5年以上やって、ようやく少しづつ患者さんを治せるレベルになるんじゃないかなぁと。

経験5年がやっと治療家としてのスタートラインで、“石の上にも3年”では、まだまだ全然心もとないはずです。

 

ちなみに私は柔整師の他に、理学療法士の国家資格も有していますが、理学療法が最も免許取得が難しい資格です。

専門学校や大学で3~4年学ぶのに加え、病院での厳しい実習をクリアーし、かつ、国家試験の内容も最難関となります。

また理学療法士は総合病院や整形外科クリニックで、医師の指示のもと、腰痛、膝痛といった慢性疾患から、時に命に関わるような難しい症例のリハビリまでを行っています。

 

ですから、院だとしても理学療法士が運営しているならちょっと話は別。

医学的知識はかなりあるはずなので、理学療法士なら「症状を悪化させるような危険な治療は決してしない」という点で、まずは安心できると思います。

また医療福祉系の人間なので、基本的に優しくて勉強熱心な人が多い傾向にあり、医学的根拠に基づく治療と運動療法までを行えるのが、理学療法士の良い所です。

理学療法士が運営する安心の治療院はこちら⇓

■志高 理学整復院【埼玉県】

■かねこ健康院【神奈川県】

腰が痛くなったら、どこに行けば良いのか

患者さん的には整体院と整骨院の違いを熟知して、整には気分をリフレッシュしたい時に通い、辛い腰痛を改善したいのならば、整院(接院)を選択するのが基本セオリーです。

もし一過性の痛みではない、深刻な腰痛を治そうとするならば、大切になるのが患部の治療に加え、腰痛を悪化させている原因となる姿勢・動作の矯正です。

一ヵ月以上経っても腰痛が改善しない難治例の場合は特に、腰の治療だけじゃダメで、股関節や胸椎といった腰部以外の治療を行っていかなければ根治できません。

ただ電気をあて、ちゃちゃっとマッサージするだけの所ではダメですが、そういう全体観で身体を診てくれる治療院ならきっと腰痛改善に力を発揮してくれると思います。

私が知る『身体全体を診て治療してくれる』、安心の整骨院はこちら⇓

■えにし鍼灸整骨院【東京都】

■おおおか鍼灸接骨院【埼玉県】

私が考える『誠実で良い治療院かどうか』を判断するイント

参考程度に、私が考える『誠実で良い治療院かどうか』を判断するポイントは、

①基本、整院でなく、整院、接を選ぶ。

②整院、接院でなくても医学的知識豊富な理学療法士(有国家資格者)が運営しているのなら整院や健康院でも安心。

③初診できちんと問診の時間を取り、ちゃんと病歴の聴取や検査をして痛みの原因を割り出してくれる(検査しないところは不安です)。

④実際に同じ症状が治った人から紹介してもらった治療院なら確実に安心(ネットの情報より口コミが一番)。

⑤回数券などの営業行為を一切行わない院が信頼できる。

⑥治療前後で効果判定を行ってくれる(医療の基本姿勢です)。

⑦ウォーターベッドや電気治療器に頼らず、徒手療法メインで勝負している。

⑧チェーン展開していない個人運営の院が良い(院長の名前が治療院名となっていたり、自宅兼の治療院なら、なお安心です。雇われの院長と自営業の院長では、やはり治療に対する覚悟、想いは違うかもです・・・)。

⑨治療者が最低5年以上の臨床経験がある。

最後に…

長引く腰痛、不安を抱える患者さんが回復に向かうには、やはり良い医者、良い治療家との出会いが全てです。

今、受けている治療に満足していないのに、どこに行って良いか分からないという理由だけで、漫然と治療を続けているのなら、上述した9ポイントを参考に、諦めず勇気を出して新しい一歩を踏み出してみるのも良いかもしれません。

辛い痛みのない、快適な生活を取りもどせることを願い投稿しました。

関連記事

【投稿者の経歴】

糸日谷 哲章 【イトヒヤ テッショウ】

保健医療学修士/理学療法士/柔道整復師/
シン・インテグレーション認定施術者

運動学的観点から痛みの発生原因を追求し、難治性疼痛に特化した治療を行う

≫詳しいプロフィールはこちら