3種類のぎっくり腰|腰痛線の下には『ぎっくり腰の素』がある|【10.6 Pre-seminar②】
ぎっくり腰と一言で言っても、実は以下の3種類に大別できます。
- 1.筋・筋膜性ぎっくり腰
- 2.ヘルニアによるぎっくり腰
- 3.仙腸関節・椎間関節捻挫性ぎっくり腰
それぞれ発生の仕方が異なり、治療法も違うんです。
腰痛線は組織の硬化サイン!!
その下には『ぎっくり腰の素』が隠れています。


3種類のぎっくり腰の中でも断トツで多いのが、筋・筋膜性ぎっくり腰です。
過去に一度でもこれを発症すると、障害された筋・筋膜が傷つき、その治癒過程において筋硬結を形成。
これが『ぎっくり腰の素』となり腰部に潜在するようになります。
すると同一姿勢を長時間とると、組織が酸欠状態となって慢性腰痛を引き起こすようになります。
また硬結組織は硬いため、再受傷しやすく、ぎっくり腰がクセになる場合が良くあります。
ちなみに、先週水曜日(9/4)開催した臨つくセミナーで、参加者の内、ぎっくり腰経験者は全員もれなく腰痛線がありましたよ。
腰痛線がある患者さんならほぼ100%、筋硬結除去法が有効で、iSingすれば痛みがその場で消えるはずです。
再発予防までの抜本改善をするには、『ぎっくり腰の素(筋硬結)』を除去することに加え、腰痛になる悪い動き方のクセを改善しなければなりません。
ちなみに上殿皮神経が皮下に出る領域(〇)が『ぎっくり腰の素』の好発部位で、他の組織の硬さと明らかに異なる感触を触知できるはずです。
- 投稿者: gairai_itohiya
- 腰痛